不登校の定義(いったい何日休んだら不登校?)

文部科学省は「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるため年間30日以上欠席したものうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」と定義している。

 

カウントは、4月1日から、学校の開催されてる日を休んだら、、、ということになる。春休みはそもそも登校日ではないので「欠席」ということにはならなくって。一学期の始業式から一度も登校しなかったら、5月の末位で、「この学校には不登校の子がいます」となる。

 

なので、「遅刻でもいいから、学校においで」「保健室だけでもいいから」「放課後に図書室に本を借りに来ない?」などと、言われることがあります。

 

あと、定義からわかるように、病気欠席の子は、不登校とは数えられないので、「診断書もらってきてくださいと担任の先生から言われるケースもあります。

全国に何人、不登校っているの?どうやって数えてるの?

平成27年度は、全国に約12万6000人。小学生は1万人中42人(約240人に一人)。中学生は1万人中283人(35人に一人)が不登校です。

 

http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001085141&cycode=0

 

まず、各市町村の教育委員会が、前年度の不登校児の数を、各学校から聞き取ってまとめます。その作業が終わるのが5月ごろ。

そして、都道府県に報告されてまとまるのが、7月ごろ?かな。

そして、政令指定都市の分と合わせて、文部科学省が、10月ごろに「速報値」ということで、発表されます。

よって、平成27年度(「年度」と「年」は違うので、要注意ポイント!)の人数は、平成28年10月ごろに文部科学省から「速報値」という形で発表されます。確定値は2月ごろだったと思います。

速報値・確定値は文科省のHPから見ることができます。

 

なので、市役所などに、「うちの市の今年の不登校の数って何人くらいですか?」と聞いても「わかりません」と言われます。「○年度分」とか「昨年度分」「一昨年度分」と聞いてみましょう。

また、各都道府県のHPに統計資料として掲載されてる場合もあります。